メガネ店には広いお店もあれば、スペースが狭いお店もあります。そのようなときの、視力表の設定距離に注目してみました。
-出来上がりメガネを掛けて鏡をご覧になったお客様より-
Q「このメガネ、お願いしたカラーとレンズの濃さが違うのではないですか?」
・・・そんなとき、皆さんはお客様へどうお答えしますか?
店内に深視力計が設置され、お客様の深視力が確認ができることが望ましいのですが、それが不可能な場合やあるいは深視力計で測定したところ、合格基準(3回測定し平均誤差が2cm以内)に達しない場合の対応を紹介します。
左右の度数に大きな差のある場合、「不同視」の影響を考えながら度数を決定する必要があります。コンタクトレンズとメガネの度数矯正の影響が如実に現れる眼鏡の不同視への対応についてまとめました。
多くの方が眼鏡とコンタクトレンズ(CL)を併用しています。
CL装用者のCL装脱後の屈折及び視力の変化は、個人差が大きく、最適眼鏡度数の決定で悩むことがあります。お客様情報をより多くお伺いし対応することが大切ですが、そのようにして決定した度数でも安定した視力が得られる保証はありません。
なぜ度数や視力の変化があるのかを角膜の生理とCLの影響から、お客様にご説明させていただいた上で対応しましょう。場合によってはレンズ交換もあり得ることを前提とした対応が必要でしょう。
しかし、1回の測定で最適な度数決定ができれば、お客様にとってもお店にとっても良いことであり、その参考となる知識と測定方法について紹介します。
「目にも利き目があることを初めて知った」と、利き目の測定で、お客様にお喜びいただけることがあります。今回は、さらに利き目とメガネの合わせ方について考えてみましょう。
「累進レンズのアイポイントは瞳孔中心でよいか」
「瞳孔中心に合わせることが基本」
と言われながら
「2mm下げた方がよい」など様々な意見があるのが現状です。
もちろんお客様に合わせた微調整は必要ですが、その計測方法により、大きな誤差が発生することが見落とされているように思います。
今回は、計測方法の注意点について紹介します。
夏が近づいてくると、テレビ番組や雑誌などで紫外線に関する情報提供が多くなってきます。その内容は様々ですが、ここでは『眼と紫外線』に関する情報を まとめてみました。報道の仕方などで、お客様が勘違いされている事もありますので、専門家として正しい情報を理解し、メガネ、サングラスのアドバイスに役 立ててください。
「左右眼の瞳孔中心の位置がかなり違うとき、作製PDの設定はどうすればよいか?」
今回は、下記のように左右眼のPDの違いやアイポイントの高さの違いがあるときの眼鏡作製について紹介します。
(例) RV:FPD36mm(0.9p×S-3.25D)Add+2.50D
LV:FPD32mm(0.9p×S-2.50D)Add+2.50D
屈折測定を行なう上で大切なことは、調節の介入を避けることです。今回は、調節の影響が現れやすい若年のお客様で、オートレフラクトメーター値は近視を示しながら、実際には遠視眼鏡を作製した事例をご紹介します。
光学中心がずれるとプリズム効果が発生しますが、逆にプリズムメガネでは光学中心がずれたメガネとなります。レンズメーター測定時に見落としがないように気をつける必要があります。
「パソコン作業が疲れる」とご来店いただく、30歳前後のお客様が増えています。最近のお客様事例から、お店でできる測定とメガネでの対応を紹介します。
「遠近両用のフレームの大きさはどのくらいあればよいか?」
との疑問は販売員さんの永遠のテーマかと想像します。累進メガネに必要な天地幅については、様々な見解があります。
さらに、天地幅の浅いデザイン対応の累進レンズが次々と発売されています。今回は、累進メガネに必要な天地幅の考え方を紹介します。
<近用メガネをご購入いただいたお客様より>
「文字はよく見えるのですが、新聞の上部を見ると傾いているようで、自分まで滑って行きそうになる。」
このような事例の場合の原因と対処法についてまとめてみました。
「手元用メガネなので遠くは見えません。また、遠くを見ると遠視が進みます。」
何回か耳にしたことがある説明です。
でも、なぜ?
本当に遠視が進むのでしょうか?
クロスシリンダーと十字視標(クロスグリッド)を用いた近用加入度数の測定で、「タテ線とヨコ線の色が違って見えるのはなぜか」との質問があります。今回は、「色が違って見えるナゾ」に迫ってみたいと思います。
遠視のお客様測定に、二色テストを活用して調節解除を試みた事例を紹介します。
若年の遠視のお客様は調節が介入しやすく、雲霧法、あるいは両眼雲霧法が基本ですが、測定に時間がかかります。
二色テストを組み合わせた効率的な手法を紹介します。
ご使用眼鏡と作製眼鏡度数の補正視力の違いをお客様に比較いただくことがありますが、わずかな度数変化では、レンズ交換による視力向上効果がお客様に分かりづらくなります。お客様に分かりやすい比較体験の一方法を紹介します。
視力測定の時のテスト枠に63mmのサイズがありません。
62mmと64mmのどちらでテストするのがよいでしょうか?
1・・62mmがよい。
2・・64mmがよい。
3・・どちらでもよい。
<事例報告>
近用度数をナビの距離に合わせた二重焦点メガネが最適でした。
<お客様のお声>
「ナビの地図が見やすい遠近両用メガネが欲しい」
「今の遠近(二重焦点レンズ)で手元は見えるが、ナビの距離が見えない」
「揺れ・歪みに慣れず、累進レンズは使えないもの・・・と、諦めておられるお客様へ」
メガネの掛け外しは煩わしいと思いつつ、累進メガネは使いづらいものと、諦めておられるお客様がおられます。
累進レンズの揺れ・歪みから、装用を躊躇されているお客様への提案で意識しておきたい6つのポイントをまとめてみました。
「累進レンズは手元が見づらい。もっと見えるようにならないの?」
累進屈折力レンズ装用テストでのお客様の声です。声に出さないまでもこのように感じるお客様は多いのではないでしょうか。累進メガネの限界を理解しつつも、お客様のご要望に応え不安を解消すべく考えてみましょう。
お客様の屈折状態に合わせた累進レンズのご提案を考えてみました。
不同視眼鏡の留意点は、「不等像視」と「周辺視でのプリズム作用の左右差」です。特に、遠近両用レンズでは近方視すると上下プリズムが発生します。