「パソコン作業が疲れる」お客さま事例について

「パソコン作業が疲れる」とご来店いただく、30歳前後のお客様が増えています。最近のお客様事例から、お店でできる測定とメガネでの対応を紹介します。

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<お客様事例>

「パソコン作業が疲れる。遠くの見え方は特に問題はない」とご来店
 

◆29歳 女性 
◆お伺いから
・公認会計士事務所にお勤めで、1日6~7時間パソコンに向かう日もある。
・最初に遠視のメガネを作り、2回目に「近視です」と言われ近視のメガネを作ったが、あまりよく見えないので、ここ何年かはメガネを使っていない。

・眼科で診てもらったが、「目の病気はない」と言われた。
・疲れがひどいので整体にも通っている。

・9年前にむちうち症になったことがある。
 

◆オートレフ値 
    R)S+0.50D C-0.25D A152゜
    L)S+0.50D C-0.75D A 56゜

 

<問題リスト>    
①調節異常(調節衰弱)
輻湊異常(輻湊不全)
③遠視         
外斜位        
⑤内斜位        
⑥上下斜位       
⑦ドライアイ(軽度)
⑧その他
<問題に対する測定>
→ 調節力(調節近点、連続調節近点)
→ 輻湊近点
→ 雲霧法による屈折測定
→ 眼位測定(遠見、近見のカバーテスト他)
→ 眼位測定(遠見、近見のカバーテスト他)
→ 眼位測定(遠見、近見のカバーテスト他)

 

(測定手順とその測定結果)
  ◆裸眼視力
    RV:1.2  BV:1.5
    LV:1.2
  ◆裸眼での連続調節近点測定

R)23、25、28、31、35cm
L)25、29、32、35、40cm
 ※連続近点に明らかに延長傾向あり
   右眼から測定したため、左眼は疲労
   の影響あり


  ◆裸眼での輻湊近点測定
     約7cm ※正常範囲である
  ◆雲霧法測定による完全矯正値

PD63mm
R)(1.2×S+1.50D C-0.25D A155゜) 
L)(1.2×S+1.50D C-0.50D A 60゜)
  ◆屈折矯正上での眼位測定(プリズムカバーテストで測定)
    遠見眼位        6△X(外斜位)
    近見眼位(35cm)  23△X'(外斜位)

 

<問題解決のためのプラン>
① 遠視の矯正で調節の負担を軽減する。必要に応じて加入度数を
  プラスしてパソコン用メガネとする。
② 外斜位(特に近見時の外斜位)に対し、B.I.のプリズム対応を行う。
③ 必要に応じてブルーカラーレンズの効果を確認する。

 

(度数決定手順とその結果)
  ◆屈折矯正度数

FPD63mm(NPD59mm)
R)(1.2×S+1.25D Add+0.50D)
L)(1.2×S+1.25D Add+0.50D)
 →快適近用度数は+1.75Dだったが、近見時の疲れが軽減すると同時に遠方視力の低下が起こらない両眼ともにS+1.25Dの遠視の矯正度数とした。
  ◆近見快適プリズム度数

PD60mm

R)(1.2×S+1.25D 2△ B.I.)
L)(1.2×S+1.25D 2△ B.I.)
→快適近用プリズム度数は4△B.I.であったが、近見時の疲れが 軽減すると同時に遠見時の違和感が起こらないように2△B.Iのプリズム度数とした。
  ◆ ブルーカラーレンズの効果

PD60mm
R)(1.2×S+1.25D 1△ B.I.)
L)(1.2×S+1.25D 1△ B.I.)
→プリズム度数を弱めに合わせたために発生する輻湊への負担をブルーカラーレンズ効果で補うことができるか確認した。
→メジャーの目盛りを近づけたとき、無色で約20cmだった限界点がブルー15%装用で約16cmまで明視可能となった。
単純にプリズムに換算すると約8△B.I.のプリズム効果に相当する。

 

<作製度数>
PD60mm
 R)(1.2×S+1.25D 1△ B.I.)
 L)(1.2×S+1.25D 1△ B.I.)
 レンズ:1.60球面プラスチックレンズ カラー(ブルー15% all)
→メガネなしの事務作業と比べて、眼精疲労はかなり改善されるものと思います。
→常用メガネとしても使用可能と思われます。
→輻湊力があるので、むちうち症の影響ではなく、本来の機能的な問題と思われます。

 

コンテンツ提供:WOC

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