近用眼鏡の作製PDはいくら?

近用眼鏡の作製PDはいくら?

近用眼鏡の作製PD(左右のレンズ光学中心間距離)の考え方が、お店によってまちまちのようです。
そこでmilumoでは、光学的な観点からのオススメとして、店頭でPDを決定する際のご参考となるように例を挙げます。

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<遠用眼鏡の場合>

遠用眼鏡の作製PDは、遠方視している時の左右眼の瞳孔中心間距離とします。  

瞳孔中心を正確に設定することは難しいため、角膜反射を利用するのがよいでしょう。

<近用眼鏡の場合>
近用眼鏡の作製PDは、近方視した時の瞳孔中心間距離ではなく、頂間距離12㎜離れたレンズ面の距離になります。

 従って、固視目標を近用距離に提示し、測定者はその近用距離から目盛りを読み取る必要があります。

さらに、メジャーは頂間距離の12㎜の位置にセットしてはじめて正確な測定が可能です。

すなわち、近用眼鏡の作製PDを正確に測定することは非常に難しいのです。

そこで、次の計算式により求めることをお勧めします。

 

そこで、次の計算式により求めます。

 

作製PD= 遠用PD × (注視距離-12)
(注視距離+13)

  

※単位は㎜、12:頂間距離、13:角膜~回旋点

 

 

<例1:遠用PD64㎜のお客様が40㎝の距離で本を読むのであれば>

 

  作製PD= 64× (400-12) 64× 388 60.1259…
(400+13) 413
近用の作製PDは 60㎜ となります。

 

 

上の式で求めた作製PDの一例を表にしてみると

 

遠用PD 60 62 64 66 68 70
注視距離330㎜ 55.5 57.5 59.5 61 63 65
注視距離400㎜ 56.5 58 60 62 64 66

  註)小数点以下は、0.5㎜単位で四捨五入

 

一般的な注視距離400㎜の場合、遠用PD62~70㎜の人であれば、
 片眼:
2㎜ 両眼:4㎜狭くしなければいけません。


 
眼鏡店に勤務しているスタッフ何人かにお聞きすると、

2~3㎜しか狭くしないとのお答えがありました。

注視距離が仕事上20㎝や1mなどの特殊な距離の時は、上記計算式で求めてください。

 

 

例2:遠用64㎜、注視距離20㎝の時

 

  作製PD= 64× (200-12) 64× 188 56.4882…
(200+13) 213
近用の作製PDは 56.5㎜ となります。

 

 

例3:遠用64㎜、注視距離100㎝の時

  作製PD= 64× (1000-12) 64× 988 62.4205…
(1000+13) 1013
近用の作製PDは 62.5㎜ となります。

 

 

お客様に快適な見え方の眼鏡をご提供するためにも、作製PDには気をつけましょう。

コンテンツ提供:WOC

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