
<お客様のお声>
「新調した遠近両用メガネは階段を降りるときが怖い」
<お客様>55歳 女性
◆前眼鏡について
○前眼鏡度数
RPD31mm
LPD31mm
R)(0.9×S+0.50D C+0.50D A180゜Add+1.50D)
L)(0.9×S+0.25D C+0.50D A180゜Add+1.50D)
○フレームとレンズ
・フレーム:メタルフレーム53φ
・レ ン ズ:累進屈折力レンズ(ペンタックス系1.60タイプ 無色 累進帯16㎜)
◆作製眼鏡について
○作製眼鏡度数
RPD31mm
LPD31mm
R)(1.0×S+0.75D C+0.75D A180゜Add+2.25D)
L)(1.0×S+0.50D C+0.75D A180゜Add+2.25D)
○フレームとレンズ
・フレーム:ツーポイントフレーム48φ
・レ ン ズ:累進屈折力レンズ(ペンタックス系1.60タイプ 無色 累進帯14㎜)
<階段が怖い要因は?>
①近用のプラス度数が強くなり、足下がよりぼやけるようになったため
②加入度数が強くなり、揺れ歪みが増加したため
③累進帯が短くなり、揺れ歪みが増加したため
④乱視度数が強くなり、足下の距離感が変わったため
→作製度数やレンズ選択に関わる問題
⑤アイポイントが高くなり、足下のぼやけと揺れ歪みが増加したため
⑥頂間距離が広くなり、足下のぼやけと揺れ歪みが増加したため
⑦前傾角が浅くなり、足下のぼやけと揺れ歪みが増加したため
⑧メガネサイズが小さくなり、下方視したときレンズと頬の隙間で足下が見えるため
→メガネデザインやフィッティングに関わる問題
⑨両眼視ができず、足下の距離感が分からないため
⑩視野の異常で足下が見えない、あるいは両眼視ができないため
→視機能に関わる問題
<最近の事例から>
遠近両用メガネそのものに起因することが多いのですが…
その他の問題もあります。
天地の浅いデザインで「階段を降りるときが怖い」「足下が怖い」とおっしゃるお客様事例があります。
→遠近両用メガネは「足下が見づらいもの」と決めつけず、
○フィッティング状態を確認しましょう。
○メガネのデザインやサイズを確認しましょう。

<対処方法は?>
◎前傾角をつける
◎頂間距離を短くする
◎天地幅を広げる

コンテンツ提供:WOC
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