「補正視力の比較方法について」

補正視力の比較方法について

ご使用眼鏡と作製眼鏡度数の補正視力の違いをお客様に比較いただくことがありますが、わずかな度数変化では、レンズ交換による視力向上効果がお客様に分かりづらくなります。お客様に分かりやすい比較体験の一方法を紹介します。

このページをはてなブックマークに追加


ご使用眼鏡と比べて、度数的には視力が向上すると思われるレンズであっても、見え方は「同じくらい」「変わらない」との答えがあります。このようなときに、度数変更による視力の向上を確認するには、ご使用眼鏡を装用いただいた上に、追加補正レンズを当てる方法が有効です。

 

<比較が難しい要因>


○仮枠にテストレンズをセットして視力を測定すると、頂点間距離の違いにより、度数効果が変わります。


○テストレンズを重ねることで生じる透光率の低下によって、視力が低下することがあります。視力の低下がないにしろ、明るさやシャープさが異なります。


○レンズを入れ替える間に、先の見え方の印象が薄れます。
 (仮枠を2つ用意すれば比較的分かりやすい)

 

 

<事例 1>「今使っているメガネがやや見づらい。」(25歳 男性)
(現眼鏡度数)

R)S-8.50D C-0.50D A180゜ (0.9)
L)S-8.25D C-0.50D A180゜ (0.8)

(作製眼鏡度数)
R)S-8.75D C-0.50D A180゜ (1.0)
L)S-8.75D C-0.50D A180゜ (1.0)

 

強度数で、しかも3枚のテストレンズを使います。頂点間距離のわずかな違い、アイポイントのズレが視力に影響します。
ご使用眼鏡上に、R)S-0.25D、L)S-0.50Dを同時に当てて、視力の違いを比較していただくとよいでしょう。

 

<事例 2>「今使っている遠近両用メガネ(累進)が遠く近くともにやや見づらい。」(60歳 女性)

(現眼鏡度数)
R)S+1.00D C+0.50D A180゜Add+2.50D (0.9p)
L)S+1.00D C+0.50D A180゜Add+2.50D (0.9p)

(作製眼鏡度数)
R)S+1.00D C+1.00D A10゜  Add+2.50D (1.0)
L)S+1.00D C+1.00D A170゜Add+2.50D (1.0)

球面、円柱そして累進トライアルと3枚のテストレンズを使います。乱視補正度数の変更がありますが、ご使用累進レンズと仮枠のテストレンズの比較では違いが分かりづらい事例です。


ご使用眼鏡上に、R)C+0.50D A20゜、L)C+0.50D A160゜を同時に当てて、視力の違いを比較していただくとよいでしょう。遠方、近方それぞれで比較するとよいでしょう。


 追加レンズを当てる方法は、わずかな度数変化による効果を比べていただくときに活用してみてください。

 

お客様が私たちの提案を受け入れてくださるのは、違いを実感されたときです。お客様が違いを比較しやすい状況をどのように設定するか考えて対応しましょう。

コンテンツ提供:WOC

【本コンテンツご利用の注意事項】

みるもナレッジボード内のすべてのコンテンツについては、本サイトの

利用規約を遵守した上でご利用ください。


メガネ用語集
知っておきたいメガネ用語集

アクセストップ5

[PR]