「強度乱視のお客様事例について」

強度乱視のお客様事例について

 

強度乱視でしかもメガネが初めてのお客様事例を紹介します。

<お客様事例>
「視力が出れば免許を取りたい」とご来店

 

◆33歳 男性


◆裸眼視力:

R)0.3
L)0.3

 

◆オートレフ値:

OVER CYLINDER

 

◆完全補正値:
R.V.(0.8×S-1.25D C-7.25D A165゜)
L.V.(0.8×S±0.00D C-7.75D A15゜)

 

◆作製度数:
R.V.(0.6×S-1.25D C-5.00D A165゜)
L.V.(0.6×S±0.00D C-5.50D A15゜)

 

 

<どのように測定したか?>
○乱視表で乱視軸を確認する。(必ず雲霧状態で確認すること)
乱視表の濃淡が分かりづらいときは、テスト枠でスリット(裂孔板)を用いる。

 

○乱視表がほぼ均等に見えようになるまで乱視度数を入れる。
フォロプターの乱視度数の不足分(C-6.00D超)は、テストレンズを重ねるとよい。
  

○球面度数の調整後、クロスシリンダーで乱視軸と乱視度数の調整を行う。

 

 

<なぜメガネなしで生活できたのか?>
○直乱視(マイナス乱視軸が180゜方向の眼)では、眼瞼を細めるとスリットの効果が生じてよく見えるようになる。

スリット効果
スリット効果

 

 

○三白眼、いわゆる上目づかいで見ると同様にスリットの効果が生じてよく見えるようになる。

三白眼
三白眼

 

 

<作製度数はどのように調整すべきか?>
○強度乱視の軸は正確に補正するのがよい。軸を調整すると残余乱視が生じる。
○左右眼の乱視度数に大差を付けないのがよい。
○斜乱視の左右乱視軸は「ハの字」「逆ハの字」の向きが傾きを感じにくく慣れやすい。
○乱視の弱補正を等価球面度数で補う方法があるが、近方視の負担が増えることに注意が必要である。 

ただし、近視の弱補正をする必要はない。(運転免許の取得が目的)
○普通免許に必要な補正両眼視力(0.7以上)とする。

 

 

<メガネに慣れて使えるようになるのでしょうか?>
○事例のお客様は、慣れるのに3ケ月かかりました。
○頂点間距離を狭めにフィッティングし慣れやすいように配慮しました。
○後日、度付のサングラスをご購入いただきました。


 

屈折異常があるにもかかわらず、長期間未補正で生活されているケースでは、補正視力が正常視力に達しないことがあります。
このようなお客様が、適正なメガネを装用することによって、数カ月後に視力の向上が見られることがあります。

コンテンツ提供:WOC

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