「光学中心高が影響した不同視のお客様事例について」

光学中心高が影響した不同視のお客様事例について

不同視眼鏡で生じるプリズム効果が影響した事例を紹介します。

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<お客様事例>
  ◆31歳 男性
  ◆ご使用眼鏡(1)
     R)(0.9×S-1.25D) RPD31mm
     L)(0.8×S-2.75D) LPD31mm
     ※光学中心高・・・瞳孔中心下方6mm

    ご使用眼鏡(2)
     R)(1.0×S-1.50D) RPD31mm
     L)(0.9×S-3.00D) LPD31mm
     ※光学中心高・・・瞳孔中心下方2mm

  ◆お伺いから(ご来店動機)
    「メガネを新調したい」
    ・普段は(1)のメガネを使うことが多い。
    ・近視度数が少し強い(2)のメガネはよく見えるが疲れる。

  ◆視機能データ
   ●完全補正度数
     R)(1.2×S-1.75D)         RPD31mm
     L)(1.2×S-3.50D  1.5△BU) LPD31mm
   ●調節力・・・・・・・・・正常(R:9.0D L:9.0D)
   ●連続調節近点・・・正常
   ●輻湊近点・・・・・・・正常(6cm)

<問題解決のポイント>
  ◆右眼上斜位と光学中心高の関係

(1)のメガネは、光学中心が低く近用眼鏡の設定となっているため、発生する上下プリズムが右眼上斜位の補正効果として作用している。

 

(2)のメガネは、光学中心が高く遠用眼鏡の設定となっているため、近方視においては、発生する上下プリズムが逆効果となり眼位ずれを助長している。

 

・疲れの原因は度数の強弱の問題でなく、不同視眼鏡で生じるプリズム作用である。

  

◆作製眼鏡
     R)(1.0×S-1.50D) RPD31mm
     L)(0.9×S-3.00D) LPD31mm
     ※光学中心高・・・瞳孔中心下方6mm


<(1)のメガネのフィッティング状態と光学中心高>

(1)のメガネのフィッティング状態と光学中心高
(1)のメガネのフィッティング状態と光学中心高

遠方視時のプリズム効果
  R)1.25×0.6=0.75△BU
  L)2.75×0.6=1.65△BU →両眼では、L)0.9△BU

近方視時のプリズム効果(近用アイポイントを6mm下方として)
  
→光学中心を通るためプリズム効果なし

<(2)のメガネのフィッティング状態と光学中心高>

(2)のメガネのフィッティング状態と光学中心高
(2)のメガネのフィッティング状態と光学中心高

遠方視時のプリズム効果
  R)1.50×0.2=0.3△BU
  L)3.00×0.2=0.6△BU →両眼では、L)0.3△BU

近方視時のプリズム効果(近用アイポイントを6mm下方として)
  R)1.50×0.4=0.6△BD
  L)3.00×0.4=1.2△BD →両眼では、L)0.6△BD

コンテンツ提供:WOC

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