累進屈折力レンズに必要なフレームの最小天地幅について知っておくと便利なポイントとは!?

遠近累進メガネの適するフレームの最小天地幅を考えてみました。

<ポイント> 上方10 mm以上+累進帯+下方5 mm以上


遠用部は、フィッティングポイントより上に最低10 mm確保する。
近用部は、始まりより下に最低5 mm確保する。

内面累進は6 mm)従って、

☆ 累進帯長9 mmの外面累進の場合

10+9+5 = 24 mm

 

 

 

☆ 累進帯長10 mmの内面累進場合

10+10+6 = 26 mm

 

 

 

☆ 累進帯長11 mmの両面複合累進の場合(外面累進と考えて計算する)の場合

10+11+5 = 26 mm


 

となります。
その他のレンズも、上記の計算方法でOKです。

 

 

<注意点>

※ これは、累進レンズの特性を何とか活かせる必要最小限の天地幅を示したもので、決してこのサイズをお勧めするわけではありません。

 

※ 単焦点も同じですが、天地幅が狭くなると当然、視野は狭くなります。前眼鏡からの視野の変化を充分に説明しましょう。

 

※ 累進レンズはメーカーによる設計の違いがかなりあります。また、累進帯長が変わると違和感が出ることはよくあります。メーカー、レンズタイプの特徴をよく理解し、最も適切と思われるレンズをお勧めしましょう。

例)前眼鏡  進帯長15mmから 新眼鏡累進帯長10 mmへの変更など、レンズ種類や累進帯長が急激に変化する場合、充分な説明が必要です。

 

※ 累進帯長が長いレンズで、遠用部10mmでは瞳孔中心から下方部の方が長くなりすぎ美観上の問題が発生します。基本的には、遠用アイポイント上方部と下方部の比率は23が美しいとされています。

 例)累進帯16 mmの外面累進の場合:アイポイント(EP)より下が 15+5 = 20 mmとなり、EPより上方は20÷3×2 = 13.3 mm の方が美しいと思われます。従ってこの場合 20+13.3 = 33.3 mm 必要ということになります。

 

※ 累進帯長が短くなると、下方視の際の足元のぼやけや揺れ歪みの増加など弊害もあるので、むやみに累進帯長を短くすることのないよう、考えて提案しましょう。

コンテンツ提供:WOC

【本コンテンツご利用の注意事項】

みるもナレッジボード内のすべてのコンテンツについては、本サイトの利用規約を遵守した上でご利用ください。