累進レンズの遠方がスッキリ見えないとおっしゃるお客様への提案

 

 

<遠方がスッキリ見えない2つの要素とは?>


1)フィッティングポイントから下方は徐々にプラス度数が入るため

  遠方がぼやける。

 

2)側方部に非点収差が生じる。

 

・・・などが挙げられます。

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<遠方をスッキリさせる対応は?>
遠用度数から
・球面度数に-0.25Dを付加する。すなわち近視は完全補正に近づけ、遠視はやや弱補正とする。累進屈折力レンズの遠用側方部には非点収差が生じますが、その収差はプラス乱視度数なのでマイナスの等価球面度数を加えることでボヤケを軽減することができます。

 

    

・乱視の適正補正を行う。
側方の非点収差のボヤケを最小限に抑えるために、違和感の生じない範囲内で乱視補正を行うとよいでしょう。特に斜乱視の未補正や残余乱視がある場合は、左右方向でボヤケの差が発生することがあります。

 

 

 

アイポイント高さから
・遠用アイポイントを低めにセットし装用テストを行う。(フィッティングする)
遠用フィッティングポイントを瞳孔中心から1~2mm下方に設定し、遠方視野を確保しましょう。

 

 

 

頂点間距離から
・頂点間距離を狭くすることで、側方部のボヤケが軽減する
。(気になりにくくなる)

 

 

 

レンズ設計から
・遠見重視の設計レンズ、ハイグレード設計で側方のボヤケが少ないレンズを選択する。

 

 

 

 

<装用テスト時の注意点>

●累進トライアルレンズの頂点間距離が広くなると、側方部のボヤケが気になる。

・明らかに頂点間距離が広いときは、累進トライアルレンズをテスト枠の内側にセットするとよい。

 

・一方、累進トライアルレンズを内側にセットしたために、球面レンズおよび乱視レンズの頂点間距離が広くなり、度数効果の過不足や側方視したときの収差でボヤケが生じることがある。

 

  

 

●テストレンズの汚れや曇りを拭き取って装用テストを行う。

・レンズが数枚重なり透過率が低下する上にテストレンズの汚れはマイナス要因となる。
    

・コートハゲなど視力に影響を及ぼすテストレンズの不良が見られる場合は交換する。初めての累進メガネ、二重焦点メガネから変更のお客様で、遠方のスッキリ感が問題となります。累進メガネのメリットを活かすためにもマイナス要因への対策を知っておくとよいでしょう。

コンテンツ提供:WOC

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