2014年

3月

10日

さぁ困った!?オートレフ値なしで測定した強度近視のお客様事例

 「あなたに合うメガネは作れません」と眼科や眼鏡店に言われて訪ねてきた方を対応した際のお客様事例です。

 

 <お客様情報>
59歳 女性
・ここ30年以上、CLのみで生活。

・CLの予備として、メガネを購入しようと訪れた眼科、眼鏡店で、「あなたに合うメガネは作れません」と言われ諦めていた。

・CLをはずすと歩くのも怖がられ、オートレフ測定ができませんでした。

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<測定時に考えたこと、実行したこと>


PDメジャーの文字、目盛りを視標として、遠点を測定
 遠点は10cm未満 = -10.00D以上の近視を予測

 

まず、S-10.00Dをセットし、1.00D~2.00D刻みで等価球面度数を調整

 

乱視表とクロスシリンダーで乱視測定
等価球面度数での補正視力が(0.3)くらいだったので、0.1のランドルト環をクロスシリンダー視標として使用
 

完全補正度数
R)S-15.50D C-2.50D A120゜(0.4p)
L)S-20.00D C-0.50D A160゜(0.3)

完全補正視力の低下は、強度軸性近視に伴う眼底の近視性変性等が考えられる
 

仮枠による度数調整と装用テスト
・球面度数を仮枠の内側にセットし、頂点間距離約10mmで調整
 近視補正の度数効果が大きくなる
 像の縮小、周辺部の歪みが少ない
 目が小さく見えるのを軽減できる
・遠方視力の向上とともに、裸眼時に10cm以内まで近づけて読んでいた新聞が通常距離(30cm)で読める利点を確認
 

仮枠のメガネで歩けるようになり、オートレフを測定

(CL脱後1時間)
R)S-19.00D C-0.75D A43゜
L)S-18.50D C-1.50D A163゜
・オートレフ値から変動が予測される乱視度数を省き作製度数を決定
 CL装用の影響でCL脱後の屈折値の変化等が考えられる

 

 

<作製眼鏡度数とその後>
R)S-12.50D
L)S-14.00D(BV 0.2)
慣れて良好だが、外出にも使いたいのでもう少しよく見えるメガネをご希望
   

(6ケ月後に変更)

 

(変更後のメガネ度数)
R)S-15.00D
L)S-15.00D(BV 0.3)

 

  

(変更時のオートレフ値)
R)S-18.75D C-2.00D A18゜
L)S-19.50D C-1.75D A157゜

 

遠見補正視力は(0.2)でしたが、

「夜中に地震があってもこれで安心です」

と喜んでいただいたお客様事例でした。

 

コンテンツ提供:WOC

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