2015年

4月

05日

「夜に信号がダブって見える」とおっしゃるお客様の4つの要因と店舗での対応とは!?

 「夜に信号がダブる」とおっしゃられるお客様がご来店されました。

昼間は問題ないそうです。

どのような要因が考えられるでしょうか?

 

 <「ダブる」の範囲>

ダブる範囲は信号のみならず、ライトや光も含めるとします。

ダブりのみならず、ぼやけや光の散乱を含めるとします。

 

<さまざまな要因>

 

要因① 屈折異常の未補正

夜間は瞳孔が散瞳するため焦点深度が浅くなり、乱視、近視、遠視の未補正、

あるいは弱補正、過補正でボヤケが気になることがある。

光学的収差の増加も考えられる。

 

明るいと縮瞳して網膜上でのぼやけの範囲が少ない
明るいと縮瞳して網膜上でのぼやけの範囲が少ない
夜間は散瞳して、網膜上でのぼやけの範囲が大きく気になる
夜間は散瞳して、網膜上でのぼやけの範囲が大きく気になる

 

要因② 透光体に起因すること

透光体に光を散乱させる要因があると特に夜間のライトの散乱が気になる。

その要因としては、

・白内障

・角膜の問題(角膜炎、不正乱視、角膜屈折矯正術後など)

・ドライアイ

白内障の例
白内障の例
涙が乾くと角膜の上にドライスポットという穴のようなものが空く
涙が乾くと角膜の上にドライスポットという穴のようなものが空く

光の散乱要因となる白内障の濁りやドライアイ

 

 

要因③ 眼位異常

夜間は周辺融像が働きにくく、複視を自覚しやすくなる。

 

 

要因④ メガネ(レンズ)に起因すること

・散瞳により累進屈折力レンズの側方収差の影響が現われやすく、

ライトの散乱ボヤケを感じやすくなる。

 

・レンズのコーティングの問題(クラック、キズ、コート剥がれ)が原因でライトの散乱、ボヤケを感じやすくなる。


 ライトの散乱要因となるレンズのクラックやキズ

 

<店舗での対応>

①が要因と考えられる場合

作製度数を完全補正に近づけるように、度数調整しましょう。

夜間に装用テストで確認していただくのがベストですが、省スペース視力表に入っている白い光点を見ていただくと、比較的分かりやすいと思います。

 

②が要因と考えられる場合

眼科さんと相談していただくようにお話しましょう

 

③が要因と考えられる場合

斜位量を確認し、必要に応じてプリズム補正を行いましょう。

 

④が要因と考えられる場合

レンズの交換をお勧めしましょう。

その時、補正度数も必ず確認しておきましょう。

 

コンテンツ提供:WOC

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